FrontPage

神棚(かみだな)kamidana

  • 神棚の面白さは、日本の土着神を祭祀(さいじ)に含めることにある。
  • このことは仏壇には見ることが出来ないもので、日本人の信仰をしる上での重要なキーポイントとなる。
  • たとえば「三宝荒神」(さんぼうこうじん、さんぽうこうじん)と呼ばれる竈(かまど)の神様がいる。不浄や災難を除去する神とされることから、火と竈の神として信仰され、かまど神として祭られることが多い。これは日本では台所やかまどが最も清浄なる場所であることから俗間で信仰されるようになったものである。三宝荒神は火をコントロールする家の守護神である。
  • 「稲荷」(いなり)はその名の通り稲の神、つまり豊饒(ほうじょう)の神である。全国に無数ともいえる稲荷社を生みだしてきた。
  • 旧家の井戸の側には「巳様」(みさま?)と呼ばれる蛇神を祠(ほこら)に祀(まつ)るのをみることがある。井戸には水の神様をお祀りするのである。水は生命の源である。巳様は白蛇です。商売繁盛でよく祀られています。竜神が大河の神なら巳様は小川の神です。水場には人が寄るものです。大河より小川の方が安全だし身近ですから、そういったものを神格化したものです。
  • 神棚・神殿(しんでん)ご神体、ご神像などを安置する場所。・祠(ほこら)は暮らしを支える恵みを感謝するために家庭生活の中に浸透している大切な日本の文化である。

幕(まく)makuと紋(もん)mon